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ホイルアライメントについて |
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つい最近、私どもの自家用車なんですが、乗り心地が悪くなり、「変だな・・・」と思っていたのですが
なんと、フロントタイヤがスリップサインを通り越して、スリック状態でした。しかも内側はワイヤーが
出始めてまして、走行が23.000Km程度なので結構びっくりです、ミニバン用のタイヤではなかったので
それが原因なのか、他に原因があるのか・・・。 |
ホイールアライメントの必要性 |
近年・自動車メーカーによる足回り機構の技術革新が進み、4WS・4WD等従来の整備技術では対応できない
車両が増加し、また後輪アライメントの調整機構を備える車両が増大しているために、サスペンションの
整備後にはホイールアライメントが必要になる。。
現在の乗用車では燃費を改善する為に軽量化が進み、モノコックボディが大半をしめ、構造上シャシ構造の
車両と比べ、前後輪両方のアライメントが狂いやすくなっている等の理由による。
サスペンションの四輪独立懸架化にともない、縁石への乗り上げ、悪路走行等により、各々のホイールが
単独で勝手な方向に向いてしまい、アライメントが狂ってしまう等の理由による。
FF車の場合・前輪が後輪を引っ張って走行する為、後輪アライメントの狂いが高速走行安定に大きく影響を
及ぼすことが考えられる。また、 現在の自動車は乗り心地をよくする目的から、多くのゴム製部品を使用し、
路面からの衝撃を和らげています。これらのゴム製部品が経年変化により変形したり、磨耗することにより
アライメントが狂ってしまいます。
※新車購入時から数ケ月すると、これらの部品が馴染んできてアライメントが変化することもあります。
車両の高級化・高性能化にともない走行性能及び走行安定性を求めるユーザーの声が多く聞こえるようになり、
これらユーザーの要望に応える為に細かなセッティングが必要になる。
上記にともない高価な高性能ワイドタイヤを装着するユーザーが増加している為。
これらのタイヤは一般的にグリップ性能向上の目的からやわらかい材質を使用しているため、従来のタイヤに
比較して15~30%早く磨耗してしまいます。また同じキャンバー角であった場合・ワイドタイヤの方が片べりが
めだちやすいため、より正確なアライメント調整が必要となります。
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ホイールアライメント調整はどんな時に必要? |
◎アライメント調整が必要なときは?
1. 事故やクルマの仕様変更にともない、アライメントの数値(角度)が変ってしまった時
2.各足回りパーツの変更やタイヤ・ホイールサイズの変更にともない、クルマとの状態が適切でない時。
上記の内容などが原因となり、色々な不具合(タイヤの偏磨耗やステアリングのセンターのずれ、
ステアリングのとられや振動など)が発生した時、又は、予め予測できた時にホイールアライメントが
必要となります。
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◎ホイールアライメントはいつ狂うのか?
1. 事故(縁石に軽く接触した時も含む)などで、クルマに衝撃があった時
2.タイヤサイズやホイールサイズの変更をした時
3. スプリングやショックなどの変更をした時
4. 何らかの理由で、サスペンションパーツを固定しているボルトやナットを緩めた時
5. バネ上の重量が変った時
6. 車高が変った時
上記の内容でなくても、クルマが走行を繰り返せば各パーツの劣化や磨耗からも、アライメントに狂いが出る
場合もあります。
※メーカーにより各点検時(1000km・3ケ月・1年・車検)
にアライメントの測定調整の義務ずけを行なっているところもあります。 |
◎ホイールアライメントが適切でないとどうなるのか?
クルマに対して、アライメントの各々の角度が適切でないと様々な不具合が発生し始めます。
大きく分けて、ハンドルのとられ・振動・タイヤの偏磨耗の3つがそれです。
また、それはドライバーにとって不快なだけでなく、⇒《快適性》の妨げ
クルマの各パーツに障害を与え、それを進行させます⇒《安全性》の妨げ
タイヤの寿命を縮め、燃費の向上も望めません。⇒《経済性》の妨げ |
次のページでは足回りに関わる名称、仕様、なぜそれが必要なのか、などについてまとめました。 |
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